APRC部門のエントリー情報 #1

2016-09-08

SKODA FABIA R5
エントリーリストが発表される前ですが、注目の選手についてこっそりお話してしまいましょう。
海外勢の代表格とも言えるのが、Team MRF。例年、日本国内で林道を疾走する姿はここでしか目にすることができないS2000規格の海外車両、SKODA FABIA S2000を2台持ち込んでいましたが、今年はさらにパワーアップした「ラリーのために生まれたマシン」、SKODA FABIA R5でラリー北海道に参戦します。

ドライバーはラリー北海道ではお馴染み、2013年には念願の総合優勝を手にしているインドのGaurav Gill選手に加えて、今年はドイツの若手ドライバーFabian Kreim選手に2台目のステアリングを託します。今シーズンはGill選手がNZ、オーストラリア、中国のすべてを制し、Kreim選手はその後塵を拝していますが、APRCの4戦目もGIll選手が制するのか、Kreim選手が待望の初勝利を収めるのか注目されるところです。
R5の2台に挑むのが、NR4に分類される市販車ベースの三菱ランサー・エボリューションやスバル・インプレッサ群。林道を全開で駆け抜けるラリーは衝撃やGなど、クルマにかかる負荷も大きく、クルマの性能以外にも勝負の行方を決める要因はたくさんあります。実際、同じく市販車ベースのR4仕様のスバル・インプレッサを駆った新井敏弘選手がこのラリー北海道で2011年・2012年とS2000勢を抑えて優勝しています。
さらに今年は、国際規格であるR5やNR4規定ではなく、国内車両規定に基づいて認可されるASN規定によって出場する、一味違ったクルマが出てくるという噂もあります。NR4の車両たちについては、また明日見てみることにしましょう。


(c) 2013 Rally Hokkaido.