マイク・ヤング、チームのホームイベントで上位を狙う

2018-09-11

Car#2、トヨタ ヴィッツ4WDを駆るマイク・ヤング選手は、彼のチームであるCusco、そして彼のラリーカーのメーカーであるトヨタの両方のホームイベントでクルマの最高のパフォーマンスを発揮させる決意を、本日公表されたプレスリリースで明らかにしました。

「今年はCusco TRD Vitzのポテンシャルを遺憾なく発揮させるつもりです。今や、いいリザルトやパフォーマンスを発揮できる段階に来ていると思うんです。全開で行く、とは言いませんが、私のチームであるクスコレーシングとTRD、そして私自身のため、チームにとって重要なホームイベントでいい仕事をしたいんです。」

APRCの各ラウンドはそれぞれ違った特徴を持ち、ラリー北海道のそれは狭く高速で轍の深いグラベルで、時にクルマにとって非常に厳しい、というものです。昨年はKUNNEYWAステージが多くのクルマのラリーを台無しにしてしまいましたが、マイクは今年もKUNNEYWA (SS4/8)がカギになると見ています。そして今年からアイテナリに復活したYAM WAKKA (SS3/6)は彼のお気に入りのステージのようです。

「カギはクンネイワになるでしょうね。とても高速で狭く、同時に荒れた道で、今回のラリー中最も長いステージでもあります。昨年はこのステージで多くのクルマがリタイアに終わっています。このステージでいいタイムを出すことが、後のステージにもつながるので重要だと思っています。橋のところで大きなジャンプがあるステージでもありますが、私が好きなのはヤム・ワッカですね。恐ろしく曲がりくねっているのに高速でもあるんです。今年、このステージが復帰して嬉しいんです。」

どちらのステージもレグ1B、15日土曜日に走行となります。さらにこの日は2011年に、マイクのサトリアネオを含めた6台ものラリーカーを飲み込んだフォータースプラッシュ後の右コーナーがある、有名なRIKUBETSU LONG(SS2/6/7)も組み込まれています。

APRCの第一戦(ファンガレイ)の公式リザルトはDNFであるものの、マイクは最初の3つのステージでWRCドライバーであるヘイデン・パッドンに次ぐ速さを見せています。直前のラウンドであるマレーシアでは、APRC2位を獲得、その後マシンはラリー北海道を前に、チームのベースである群馬にてリビルドを受けました。マイクと彼のマシンはポディアムでもう一つ上に上がる準備ができているように思われます。

土曜日のレグ1Bの展開が見逃せませんね!


(c) 2013 Rally Hokkaido.